就職が決まり、田舎から引っ越してきた僕は、お隣に引っ越しの挨拶に行ったんだ。…扉が開いた瞬間、時が止まったかと思った。初めてのひとり暮らし、僕が恋をしたお隣の美奈さんは、すでに手の届かない、人の妻だった。