呉服商の家に生まれお嬢様育ちのまま播磨グループ会長である夫・大成のもとに嫁いできた由梨。大成は由梨の事を愛してはいるが女癖が悪く、若い家政婦と浮気をしたのがバレ、以来寝室は別。不機嫌な妻をなだめようと、クビにした家政婦の代わりに執事の石田を雇ったのだった。しかし事あるごとにトゲのある言葉を投げつける由梨に石田の鬱憤は溜まる一方。そしてある昼下がり、ついに石田の堪忍袋の緒が切れたのだった…。