家業を継いだ夫の実家で生活をするりな。義父母との暮らしに慣れた頃、義兄が借金を抱えて出戻ってきた。家族が留守にした二人きりの夜、目を覚ましたりなは義兄の視線に気づく。熱のこもったすがるような眼差しに、思わずりなは身体が火照るのを感じた。絡み合う視線。うだるような夏の暑さの中、お互いの汗が眩しく映り二人は禁断の扉を開けた…