一年前、夫の勤め先が立て続けに不渡りを出し倒産。あの日から夫は変わってしまった。今では食事も寝室も別々…。もうダメなのかもしれない…結衣はこわれゆく夫婦に危機感を募らせていた。そんな時、結衣に手を差し伸べたのは…パート先の店長・岡崎だった。全てを見透かされていた。誰かに頼りたかった。…誰かに抱きしめてもらいたかった。自分のワガママを誰よりも分かってくれたのは夫ではない別の人でした…。